2020年3月24日火曜日

時の民

春分・秋分の日に現れる蛇のうろこ
古代マヤ文明の民は時を知り尽くした民族でした。

天文技術に優れ、太陽や星の位置から数々の暦を作っていました。

その中で最も日常的に利用されていたのが『ハアブ暦』と『ツォルキン暦』です。

このふたつは365日と260の周期から成り立ちます。

365日の暦『ハアブ暦』は太陽暦。
地球が太陽を周回する周期をもとに季節の変わり目を読み、主に農耕に利用していました。

前述したとおり、この計測は精巧で、その一役に上記の写真にあるピラミッドが買っていました。

マヤ文明の代表的な遺跡、『ククルカン』のピラミッドです。

このピラミッドは毎年春分と秋分の日に下段の蛇の頭につながっている階段のスロープに
うろこの形のように影が投影されるように設計されています。

この現象を利用し、観測の制度を上げていたと考えられています。

マヤ人の天文技術もさることながら、数学や建築技術に卓越していたということにも驚きます。

さて、もう1つの暦『ツォルキン暦』

この暦が『マヤ暦占い』の中で重要な役割を果たします。

どんな役割をはたすのか?
次回はそれらについて触れていきたいと思います。