2020年6月23日火曜日

マヤ暦の仕組み

マヤの暦は17~19種類あると言われています。

地球の自転を数える太陽暦から、長期暦(約5千年サイクル)、月、金星などの惑星の周期を数える暦まで多彩です。

その中で、20進法と13進法で構成される260日サイクルの暦『ツォルキン暦』

20の神々と13の神々からなる暦。

これは神事や子供の将来の職業を占う上で非常に重要とされ、現在の太陽暦(グレゴリオ暦)に並ぶ『ハアブ暦』とともに日常的に活用されていました。




日付をカウントするには、必ずこの二つの暦をセットで使用していました。

現代のマヤ暦占いでは、この方法を用い、『ハアブ暦』をグレゴリオ暦に換算し、『ツォルキン暦』を組み合わせ、お生まれになった日まで遡り、『ツォルキン暦』からどの神々に守護されているのかを探り、個性診断をしています。

簡単にご説明しましたが、お分かりいただけたでしょうか?


『ツォルキン暦』と『ハアブ暦』は52年で同じ組み合わせに戻ります。

そのため、マヤでは52年という時間を重要視していました。

人生においては、生まれてから52歳までは「親からもらった人生」とされ、以降は「自分の人生」とされます。

つまり52歳が還暦となるのです。

なぜ、52年周期を重視していたのか?

大変興味深いですね。


まずは、ご自分が『ツォルキン暦』でどの守護神の時に生まれたのか?お調べになると、
ご自身にとって興味深い結果になると思います。

是非お試しください。

2020年6月21日日曜日

赤・白・青・黄

20の神々と13の神々をざっとご紹介しました。

いかがでしたでしょうか?

マヤでは毎日これらの神々が規則的にかみ合って1日を守護し、その日生まれた子の守護神になると考えられていました。

生まれた子は、守護神のエネルギーで性格や能力が授かるというのが教えです。

この考えがマヤ暦占いのベースとなるのです。


20の神々は更に、色によって区別され、またそれらの性質も特徴付けられます。

 → 創始。始まり、誕生のエネルギーを持つ。

 → 洗練。昇華、熟慮するエネルギーを持つ。

 → 変化。より成熟へと導くエネルギーを持つ。

 → 完結。まとめ、次の次元へつなげるエネルギーを持つ。


また人々は守護されている神々が持つ色を好むとされています。

それらの色を身につけていると、モチベーションやパフォーマンスのアップに期待が出来ます。

いかがでしたでしょうか?

みなさんはどの神々に守護されているのでしょうか?

次回は260日のサイクルについてお伝えします。


2020年6月19日金曜日

13の神々~13の神~オシュラフフ(宇宙の音)









13の神~創造の神~オシュラフフ(宇宙の音)

マヤでは宇宙は13の層でできているとされていました。

その最も頂点に存在するのが『フナブ フー』創造の神です。

人間を創造した崇高な神で、形のない神とされています。

全能の神とされるこの神は何事もたやすくこなし、言動は強く周囲に影響します。

そのため、常に自然体でいることを求められます。

周囲への関心から離れ、自身の意思に従い没頭することで、周囲を牽引し、本来あるべき姿に導くでしょう。

2020年6月18日木曜日

13の神々~12の神~カブラフフ(水晶の音)









12の神~宵の金星の神~カブラフフ(スペクトルの音)


金星は文化神『ククルカン』の化身と呼ばれています。

この『ククルカン』に守られている神は想像力豊か。

金星が他の惑星と違い、不安定に見えるように、何事も器用にこなすうちに、その能力の発揮も不安定になりがち。

豊かな想像力で手に入れた知識や技術を生かし、周囲へ還元することで真の幸せを見出すことが出来るようなるでしょう。

恵まれた神の力に甘えてばかりいては、成長が止まってしまうため注意が必要です。

2020年6月17日水曜日

13の神々~11の神~フラフフ(スペクトルの音)










11の神~山の神~フラフフ(スペクトルの音)


山は天と地を結ぶ存在と考えられていました。

『山の神』は神の心を表す存在とされていたのです。

周囲の意識とは迎合しないオリジナリティが高い存在であり、他の神々とは違い、ふたつの正反対の心を同時に秘めているのが特徴です。

そのため、常に悩み行動に迷いが生じる傾向が強まります。

与えられた試練に自ずと逃げることなく足し向かう事こそ、『山の神』が宿った使命。

自身を持って開き直る時こそ、周囲を導き、より良い環境へと誘うのでしょう。

2020年6月15日月曜日

13の神々~10の神~ラフフ(惑星の音)








10の神~死の神~ラフフ(惑星の音)


マヤでは『10』は死を意味しています。

そして死は『再生』とされていました。

『死の神』は再生と神の言葉を伝える能力を備えています。

そのため、理想派で実現しようとする傾向が高いです。

周囲へ影響力を及ぼし、連携するうえでは軋轢を起こすきっかけを作る機会が多いでしょう。

正確にメッセージを伝え、理想を実現へと導く大切な役割を担っています。

2020年6月13日土曜日

13の神々~9の神~ベレヘブ(太陽の音)







9の神~蛇の神~ベレヘブ(太陽の音)


マヤの文化神は『ククルカン』。金星にまつわる神で蛇の頭とケツァル鳥の体を持った神です。

『夜の9神』を束ねる神で、大地の母である『水の神』でもあります。

大地に根を下ろしたしっかりとした生活が望ましいのですが、その大地をより豊かにするために、可能性を求め沢山のことに興味を持ち、入り込みます。

広い大地を根本とした意識の中、形や肩書に囚われることなく、時に大地が大きく揺れ動くように、何度も姿形を変え、生まれ変わりを遂げ、様々な失敗や挫折の中から真の姿を見出すでしょう。

その悟りから人々を支え、脈動を促すのです。

大きな揺れ動きを、自ら起こし周囲を混乱に巻き込まないためにも謙虚さと言動に気を付ける必要があります。

2020年6月12日金曜日

出会いと別れ

『神は人を配置してメッセージを伝える』

マヤの民はそう考えていました。

出会いや人間関係は神が現世の人々に与えるメッセージであると。

マヤ暦では人と人の関係性、相性を見ることが出来ます。

その中で最も良い相性などがあります。

私たちは、神々が与える時とともに移り変わるエネルギーに影響を受けながら、人々と様々なつながりを持つことになります。

その出会いや出来事そのものが、神が私たちに与えるメッセージなのです。

出会いは必然であり、そこから生まれる感情や思考が私たち自身の成長につながるのです。

大変興味深いですよね。

永遠につながりを誓う出会いもあれば、悲しい別れもある。

その時に胸の奥にわいてくる気持ちを素直に受け取りましょう。

そして、どんな困難も悲しみも、いずれは人生の糧になると信じて、臆することなく前へ進んでゆきましょう。



13の神々~8の神~ワシャキブ(銀河の音)








8の神~若いトウモロコシの神~ワシャキブ(銀河の音)


マヤの神話では「人間はトウモロコシの粉と蛇の血で作られた」と伝えられています。

そのため、トウモロコシの黄色は大地の色とされ、マヤのシンボルカラーともなってます。

この神は『風の女神』でもあり、生命に息吹を与え、大地を黄金色に身のさせる富と豊穣の象徴です。

この神に守護された場合、アイデア豊富で創造的な仕事をする能力を得ます。

ただ、神話の中では「昔々、トウモロコシの種は硬い石の殻に入っていて、なかなか目が出なかったが、雷がその石を割ったのである」と伝えられています。

普段から、自分がどのように周囲から見られているのか意識して、常識に囚われやすく、トウモロコシの殻のように頑固になりがち。

周囲の意見に耳を傾けることで、更に富と豊穣が得られるでしょう。

2020年6月11日木曜日

13の神々~7の神~ウクブ(共振の音)






7の神~夜の太陽の神~ウクブ(共振の音)


『夜の太陽』とは暗闇を見通すジャガーの目のこと。

ジャガーのように見えない遠い未来を予知する予言者を表します。

マヤの民はカレンダーラウンドに従い、過去の出来事から未来を予測していました。

『歴史は繰り返す』その言葉そのものも日々の営み中で重要とされていたのです。

『夜の太陽の神』は思い描いた過去の歴史を未来へと予測し実現可能な能力を秘めます。

ただし、イメージしたそのものがネガティブなものである場合もそれが現実となってしまいます。

過去の悪いイメージにとらわれず、未来への明るいイメージを重ねることで、周囲も含め豊かな時を実現することでしょう。 

2020年6月10日水曜日

13の神々~6の神~ワキブ(律動の音)






6の神~雨と雷の神~ワキブ(律動の音)


マヤでは雷を『神の言葉』を伝える伝達者と信じられています。

神は稲妻で天と地をつなぎ、落雷の轟く雷鳴でメッセージを伝えるのです。

嵐のように強いエネルギーに翻弄されるがごとく、行動の振れ幅も大きくなるでしょう。

小さくまとまるよりも大胆に動き、内に秘めた聖なるエネルギーを体現しましょう。

沢山の出来事に触れ、疲れ、挫折しながら、内面を見つめ成長していく姿こそ、伝達者として周囲に刺激を与える役割を果たすことになるでしょう。

偽りのない言動と翻弄されるがごときの出来事が、その瞬間瞬間を豊かにします。

2020年6月9日火曜日

13の神々~5の神~フォブ(倍音の音)





5の神~賢者の神~フォブ(倍音の音)


東西南北にそれぞれ立ち天を支える4神の中心をマヤでは『ティホ』といいます。

その場所を守るのが『賢者の神』です。

叡智を与えられ、自分の望みを叶える能力に長けています。

ただし、望みをかなえるにはそれ相当の責任が伴います。
その責任を自覚してこそ、自信を持って望みが叶えられます。

いずれそれは自身の欲望だけではなく、周囲を励まし、活気づける役割を果たすでしょう。

2020年6月7日日曜日

13の神々~4の神~カヒブ(自己存在の音)





4の神~太陽の神~カヒブ(自己存在の音)

マヤの神話では4兄弟神が東西南北に立ち、天を支えていたとされています。

神の化身『太陽』を支えていた神、すなわち『太陽の神』とされています。

柱のごとく絶えず天を支えているため、この守護神は一か所に落ち着いているのが特徴。

一見大人しく、能動的にも見受けられますが、土台を安定させる能力が高いため、内面に注意を向け揺るぎない信念で行動し周囲を支えます。

対外的に目を向けると、保守的、内向的とネガティブなイメージがついてきますが、
縁の下を支える欠かせない存在です。

2020年6月6日土曜日

13の神々~3の神~オシブ(電気の音)





3の神~雨と風の神~オシブ(電気の音)

生命の源である雨は、人の喜びを自分の喜びとするように、

この神はあらゆることにおいて人々に喜びや感動を与えます。

多くのことに興味を持ち、風のように軽やかに移動し、多くのことを吸収し、
それを人々に伝え、活気づける働きをします。

電気がスパークするように、活気があり、同時にその反動も激しいのが特徴。

風のように自由に、雨のように惜しみなく恵みを与える事こそ、周囲を活気づけ、
自身の最大の喜びを得ることとなります。

2020年6月5日金曜日

13の神々~2の神~ケブ(月の音)





2の神~死と生贄の神~ケブ(月の音)


マヤの神話では『ツアコル』と『ビトル』という二神が破壊と創造を4度繰り返し、現在の5度目の世界を作ったとされています。

その破壊から創造を手助けしたのが『死と生贄の神』

その献身さが世界を創造したように、この神は自ら献身の道を行きます。

常に何かと対峙させ、競い、自分を見出し、全体の中でその能力を惜しみなく発揮することで、周囲とともに幸福を味わうのです。

周囲への不満や怠慢、快楽への堕落は大きな代償を払うきっかけとなる傾向にあります。

心の中で己と他者を退治させ、常に挑戦し、その能力を周囲へ貢献する役割で組織化を図る能力を得ます。

2020年6月4日木曜日

13の神々~1の神~フン(磁気の音)





1の神~月の女神~フン(磁気の音)

マヤ文明では数字は『点』と『棒』で表します。

点が一つなら『1』、二つなら『2』と続きます。
そして、『5』を数えるときは棒が一本となります。
点が一つ、棒が一本の場合は『6』、
棒が二本になると『10』、点が一つ、棒が二本の場合は『11』

とこのように数字を表していきます。
大変興味深いですね。

さて
話を13の神々についても戻していきます。

マヤ語で『フン』は1番、最高、ナンバーワンなどの意味合いを持ちます。

意思を統一し、迷いのない決断力で周囲を引き付け、リーダーとしてパワーを発揮する能力を秘めています。

心に二面性がなく、思いを具現化するため、行動するだけで次々と物事が形つていくのが特徴。

意思を発揮するのが最も高いと言えるでしょう。

ただし、迷わず突き進める能力が、周囲への誤解を招き疑心暗鬼になったり、大柄な態度をとるようになることもあります。

他者を認め、話をよく聞くことが大切です。

2020年6月2日火曜日

マヤの神々~数字の神

多神教であるマヤ文明には多くの神々が信仰されていました。

マヤ暦占いで重要なのは、既に述べている、毎日入れ替わり日々を司っている20の神々のと13の神々です。

前回までは20の神々の簡単な特性をご紹介しましたが、次回からは13の神々の特性についてそれぞれ簡単にご紹介したいと思います。

20の神々は、人々にとって、価値観や好み、また現世の使命や行動目的に作用すると述べました。

それに対して13のエネルギーは運動エネルギーとして、宇宙を始めその中に暮らしている私たちへ影響していきます。

人々への具体的な作用は、体全体に宿り、主に体をコントロールする『脳』に顕著に表れます。

例えば、行動の癖や、思考に影響し、いわば動的個性といえるでしょう。
人によってはそれを『能力』と位置付けます。

数の神は現代の『マヤ暦占い』では『音』と表現されています。
理由は様々解釈されていますが、マヤンシンパシーでは、13の神々が運動エネルギーとして伝播することから波動としてとらえられたためではないかと理解しています。

次回からは13の数字の神々(音)の特性をそれぞれ簡単にご説明します。


2020年6月1日月曜日

20の神々~黄色い太陽


 太陽の神~黄色い太陽




20の神々の20番目、サイクルの最後に巡る神。

宇宙の力を持つ神。

全ての周期を生成させ、包含する役割を担います。

次の次元へ繋ぐエネルギーを持ち、円熟、円満、統一がキーワード。

責任感が強く、責任あるポジションに身を置くとパフォーマンスが上がる特徴が。

無理をすると熱い太陽のように周囲を焼き尽くしてしまうので注意が必要な場合があります。

自然淘汰を受け入れ、本来の自分を確かめることで穏やかな生活を望めます。