ツォルキン暦の模型 |
古代のマヤ文明でも重要な暦でした。
365日の『ハアブ暦』に対して、この暦は260日の周期。
独自のサイクルを持つカレンダーはどのようにできたのか?
古代マヤ人は、地上の全ても物に神が宿ると考えていました。
そして、物質だけではなく、時間にも神が宿ると考えていたのです。
神々の意思を把握し、日々の営みに生かすこと、それがマヤの人々の豊かな暮らしへと発展していったと言えます。
260日の暦は、20の神々と13の神々の入れ替わりで成り立ちます。
これらの神々が、時間、あるいは1日を守り、その時の性質をなすと考えられていました。
20の神々にはたとえば『種の神(カカオの神)』『雨と嵐の神』『柱の神(葦の神)』などがあり、13の神々は数字から成り立っています。
この2通りの神々が掛け合わさり260日の周期をなしています。
マヤの人々は毎日入れ替わる神々のエネルギーをうまく活用して日々の暮らしに役立てていたと言われています。
また、人は誕生の時、その日の神々のエネルギーを受け継ぐと考えられ、毎年行われる新生児の祭りには、司祭が暦を読み取り、子供たちが受け継いだエネルギーにあった職業を占っていたと記録されています。
これらが、現代の『マヤ暦占い』の礎になったのです。
みなさんも、ご自分の誕生日にどんな神々のエネルギー受け継いだのか調べて知るのはいかがでしょう?